リモートワーク用PC選びは【CPU】が決め手


後輩のパソコンでできる機能が、自分のパソコンではどうしてもできない。
なぜ?と尋ねたら、「CPUの差だよ」と言われた。
CPUの差ってどういうこと?
同じメーカーのパソコンなのに、できることがぜんぜん違うってなぜ?
差別されてるみたいに思ったが、彼が言った「CPUの差だよ」という言葉が気になった……


こんな悩みを持った方にこのページを書きました
 CPUって何?

 CPUが違うと何が変わる?

 どこでCPUの性能がわかるの?

 パソコンのスペックは難しすぎる

こんな悩みにお答えします

このページを読むと、こんなことがわかります
パソコンのCPUはパソコンの頭脳

パソコンのCPUはレストランのシェフと同じ

CPUの性能でできることが段違いに変わる

このページを書いた人
Web制作会社でWebクリエイターをしている「ウノッチ@コロただリモートワーカー」が、現場の空気感とともにご紹介しています

Twitterもやってます https://twitter.com/@3chome_taro

「PCのCPU」は「レストランのシェフ」と同じ

2コアCPUのPCは、2人のシェフが腕をふるうレストランのよう

シェフはレストランの顔です。

シェフの質と人数はレストランの満足度とこなせる客数に直結します。

同じように、CPUはPCの顔です。

CPUのスペックとコア数はPC作業の満足度とこなせる作業効率に直結します。

それだけCPUは、PC選びでは大切なのです。

CPUは妥協しないほうがいい

PC選びで大切な主要6スペック「OS」「CPU」「メインメモリ」「ストレージ」「ディスプレイ」「接続端子」のうち、あとから交換・追加しにくいのが「CPU」です。

特に「CPU」はパソコンの中枢部分のため、最初の購入時に妥協しないことが大切。

2大メーカー「Intel」と「AMD」

Intel対AMD

世界のPCは「Intel」と「AMD」という2大メーカーがシェアを分け合っています。

例えていえば、清涼飲料水メーカーの「コカ・コーラ」と「ペプシコーラ」。

旅客機メーカーの「ボーイング」と「エアバス」のようなものです。

大切なのは用途に合ったCPUクラスを選ぶこと

CPUはピンからキリまで、高性能から廉価版までラインナップがそろっています。

例えていえば、最高級クラスのCPUはフェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツカーほどの性能を誇ります。

IntelならCore i9 、AMDならRyzen 9といったクラスが最高級です。

一方、廉価版クラスのCPUは軽自動車や軽トラックほどの存在。

IntelのCeleron、AMDのAシリーズがそれにあたります。

CPUのラインナップを例えていえば、自動車のラインナップのよう。Intel Core i9やAMD Ryzen 9はフェラーリ級。

しっかりと自分の用途にあったクラスのCPUを選びましょう。

「コア数」は「シェフの人数」と同じ

腕のいいシェフが2人いるレストランは、2倍のお客の注文をこなせます。

同じように、リモートワーク用PCの頭脳であるCPUのコア数が2コアの場合、同時に2つの作業を同時進行で進めることができます。

2コアCPUのPCは、2人のシェフが腕をふるうレストランのよう

リモートワークでは、ウェブ会議でつなぎながらブラウザやExcelを操作するといったマルチタスクがよくあります。

CPUのコア数が多ければ、それだけ同時進行できるマルチタスクも増え、作業効率が上がるのです。

4コアのCPUなら、4人のシェフがいるレストランのようなもの。

4コアCPUのPCは、4人のシェフが腕をふるうレストランのよう

CPUで大切な5つのスペック

CPUのスペックではコア数が大切ではあるものの、それ以外にもたくさんの要素が性能に影響しています。

ベンチマーク:CPUの総合評価。数字が大きいほど性能が高い。

コア:処理する脳の数。数字が大きいほど一度にたくさんの仕事を並列処理できる。

スレッド:PCから認識されるコア数。数字が大きいほど効率的に処理できる。

クロック周波数:〇〇Ghzという数字。1秒間に処理するクロックの数。数字が大きいほど処理速度が速い。

TDP:発熱量と消費電力。数字が大きいほど熱が発生し、消費する電力が大きい。つまり、数字が低いほど性能がいい。

ベンチマークが参考になる

結局どのCPUが性能がいいのか?

それを知るのに参考になるのがベンチマークです。

コア数が多いけどクロックは低くTDPは高い……など、比較が難しいCPU。

そのCPUの総合能力を数字で評価したのがベンチマークです。

PCで作業したい内容に見合ったCPUを探すなら、ベンチマークでおおよその見当がつきます。

CPUはベンチマーク(スコア)とコア数でオススメ作業に合わせて選ぼう

余裕のあるCPUを選ぼう

余裕のあるCPUを選ぼう

軽自動車で高速道路を走ることはギリギリできるけど、高速を安全に長距離走るとなるともっと大きな自動車を選んだほうが実用的です。

リモートワーク用PCを選ぶ場合にも、作業ギリギリできる性能のCPUにしてしまうと余裕がなくなり実用的でなくなります。

大切な取引先とウェブ会議で商談中にWindowsアップデートが始まってしまうなど、不測の事態に慌てることになるでしょう。

ワンクラスほど高めのCPUを搭載したPCを選んで、余裕を持ったリモートワークを楽しみましょう。

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2009年からリモートワークでWeb制作、Webライター、イラストなど継続中の「ウノッチ@タダころリモートワーカー」がまとめています

リモートワークをいかに乗り切るか、いかに楽しむか。。。 たとえ仕方なく始めた #リモートワーク でも、タダでは転ばない「タダころ精神」で、ステップアップにつなげよう! とTwitterもやってます
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