リモートワーク用インターネット環境で必要な通信量【作業別】

リモートワーク用インターネット環境で必要な通信量【作業別】


「リモートワークだから回線引け〜」と上司に言われたんだけど、
うちのWiMAXじゃ足りないの?
光回線より高い値段を払ってるけど、これでウェブ会議できないのかな?
親戚の若い女の子はスマホのテザリングでリモートワークしてるっていうし……

社員が交代で会社の代表電話にかかってきた通話を自宅から取るらしいんです。
それって、どれくらいのギガ数がいるのかな?

こんな悩みを持った方にこのページを書きましたよ

 リモートワークのために必要十分なインターネット通信量の目安は?

 現在自宅にあるインターネット回線で通信量は十分?

 WiFiやテザリングで通信量は大丈夫?

 作業内容で必要な通信量は違う?目安は?



こんな悩みにお答えします

 

このページを読むと、こんなことがわかりますよ
リモートワークのためのインターネット環境に必要かつ十分なインターネット通信量が最短でわかります

「自宅でリモートワークする」ためのインターネット環境にどれほどのスペックが必要であり、どれほどのスペックで十分なのかは、要素で切り分けるとわかりやすくなります

最低限必要な要素はこれだよ、これ以上は十分すぎてオーバースペックだよ、必須でないけどあれば便利な機能はこれだよ、費用はいくらだよ、という情報を要素ごとにお伝えしますね

1.Web会議
2.グループウェア
3.バーチャルオフィスツール
4.メール送受信
5.クラウドPBX電話
6.VPN通信
7.ファイルダウンロード
8.動画閲覧
9.ブラウザ閲覧

無駄な時間やお金を使わないで、快適なリモートワーク生活を送れるインターネット環境をスグに決められますよ

実際に「ウノッチ@コロただリモートワーカー」が各要素をチェックして、時間をかけて検討・整理しましたので、インターネット環境選びに無駄な時間やお金をかけないですみます

 

このページを書いた人
10年以上リモートワークしている「ウノッチ@コロただリモートワーカー」が、2009年から自宅で継続しているリモートワークの経験や調査に基づいて丁寧に教えますね

10年以上自宅でリモートワークしてますが、スペックを絞り込めば高性能のインターネット環境を安く構築できるんですよ
実際に光回線→スマホのテザリング→WiMAX2→光回線と乗り換えながらリモートワークに使ってきました
光回線が安くて十分な性能なインターネット環境でしたよ

Twitterもやってます https://twitter.com/@3chome_taro

 

これだけ必要【作業別】インターネット通信量―リモートワーク環境に

Web会議に必要なインターネット通信量

Web会議に必要なインターネット通信量

リモートワークでまず必須になるのがWeb会議です

社内会議はもちろんのこと、取引先との交渉や商談、営業先へのプレゼン、応募者の面接など、ありとあらゆるケースでWeb会議システムが使われています

Web会議システムはPCとインターネット環境さえあればビデオ通話ができる気軽さが特徴で、テレビ会議システムのような専用端末や回線がなくてもすぐに始められます

ただし、ビデオ通話として動画と音声を同時に送受信するため、インターネット通信量がかかります

日本で代表的なWeb会議システムと必要なインターネット通信量

日本市場シェア 社名/システム名 1時間当たりの通信量
第1位 シスコシステムズ「Webex Meetings」 約400MB
第2位 ブイキューブ「V-CUBEミーティング」 450MB
第3位 ZOOM「Zoom Video Communications」 約200~300MB
引用:シードプランニング社 2020年ビデオコミュニケーション市場 Web会議システムシェア
Web会議システムに必要なインターネット通信量

平均1時間400MB
1日8時間×400MB=3GB
1か月25日×3GB=75GB

グループウェアに必要なインターネット通信量

グループウェアに必要なインターネット通信量

グループウェアとは、

・電子掲示板(BBS)機能:掲示板でメッセージのやり取りが可能

・ライブラリ機能(ドキュメント共有機能):情報、ファイル、画像をメンバー間で共有できる

・スケジュール管理機能:個人だけでなく、メンバーのスケジュールを共有し把握できる

・ワークフローシステム(電子決済)機能:システム内で企画書、報告書の決済が可能

・会議室予約機能:会議室や設備貸出しの予約状況を管理できる

・ファイル共有機能:資料や写真を共有可能

経営をアップグレードしよう!「【初心者必見】 「グループウェア」とは? 概念から事例までわかりやすく解説」

というWebシステムです

社内でデータを共有したり、一つのファイルを共同で編集したりできます

日本を代表するグループウェアと必要な通信量

市場シェア運営会社グループウェア
第1位サイボウズ株式会社「サイボウズOffice」
第2位Microsoft「Microsoft Office 365」
第3位サイボウズ株式会社「サイボウズGaroon」
BOXIL グループウェアのシェア上位のサービスは?導入検討に役立つ価格・機能

グループウェアを使った時の通信量ですが、その中で利用するサービスやデータ量によります

グループウェアに必要なインターネット通信量

通信量は使うサービスやデータ量による

バーチャルオフィスツールに必要なインターネット通信量

バーチャルオフィスツールに必要なインターネット通信量

バーチャルオフィスツールは架空のオフィスを構築しその中で共同作業ができる、リモートワークにピッタリのWebシステムです

架空のオフィスの中にそれぞれの社員のアバターがおり、報告・連絡・相談・情報共有やweb会議、資料アーカイブなど会社で行うほとんどの作業をWeb上できる「web上に構築されたオフィス」です

リモートワークを推進している多くの企業では、このバーチャルオフィスツールを業務時間内立ち上げっぱなしにして共同作業を行っています

バーチャルオフィスツール運営会社 システム名 機能
ソニックガーデン 「Remotty」 顔が見える、自分の座席スペースがある、周囲の声・つぶやきが見える、会議がワンクリックで始められる
テレワークマネジメント 「Sococo」 在席状況の確認、資料の共有、オフィス間の移動、会議の参加、相談や連絡
Remo 「Remo」 いつ誰がどこで会議しているか確認、稼働中・離席中・集中タイムの設定、web会議
woonotch web works 調べ

株式会社ソニックガーデン 「Remotty」を使った通信量は、公式サイトによると1時間5.6 MBです

多いと感じるかもしれませんが、これまでZoomでやっていたWeb会議もチャットワークでやっていた連絡報告もGoogleドライブでやっていた資料共有もすべて一括でできるので、それらを削減したものと相殺できるでしょう

バーチャルオフィスツールに必要なインターネット通信量

平均1時間5.6MB
1日8時間×5.6MB=45MB
1か月25日×50MB=1.2GB

メール送受信に必要なインターネット通信量

メール送受信に必要なインターネット通信量

リモートワークで欠かせないのがメール連絡です

社内の他部署との連絡や取引先、見込み客や営業先など、あらゆるところとの連絡がメールで行われています

インターネット通信量からすると、メール送受信はそれほどデータ量を消費する分野ではありませんが、重い資料を添付するとそれだけデータ量を使います

クラウドサービスをすでに共有している取引先などであれば、「クラウドに上げたので見てください」という簡単なメールで済みますが、初めて連絡するお客様などには多少重いデータでもメール添付せざるを得ないケースもあります

メール送受信に必要な通信量

PDFファイル添付メール1通500KB1日20通=10MB
添付無しメール1通5KB1日100通=500KB
10.5MB
メール送受信に必要なインターネット通信量

平均1日10MB~20MB
1か月25日×20MB=500MB

クラウドPBX電話に必要なインターネット通信量

クラウドPBX電話に必要なインターネット通信量

インターネット通信を介して電話ができるシステムが、クラウドPBX電話です

通話料を節約できるだけでなく、リモートワークのオペレーターにも通話料を負担させずに利用してもらえます

日本のクラウドPBX電話システム

日本のクラウドPBX運営会社PBXシステム
トラムシステム株式会社「UNIVOICE」
ソフトバンク株式会社「Dialpad」
NTT西日本「ひかりクラウドPBX」
woonotch web works 調べ

MOT/Phoneで必要な通信量

VALTECで運営しているPBX電話「MTO/Phone」では、必要な通信量を以下のように案内しています

1分間のデータ使用量
0.0042MB×60=0.252MB

https://www.mot-net.com/blog/techinical_blog/13133

クラウドPBX電話に必要なインターネット通信量

平均1分間250KB
1時間60分×250KB=15MB
1日8時間×15MB=120MB
1か月25日×120MB=3GB

VPN通信に必要なインターネット通信量

VPN通信に必要なインターネット通信量

VPN通信での接続はセキュリティ面でたいへんメリットがあり、多くの企業も推奨したり必須としたりしています

例えていえば、通常のインターネット接続でデータを送受信することを電車やバスといった公共交通機関での移動に見立てると、VPN接続でデータを送受信するのは専用自動車での移動になります

一億円の現金が詰まったアタッシュケースを電車やバスで運ぶより、自家用車で運んだほうがリスクが少ないのと同じです

インターネット通信量に関していえば、通常のインターネット接続と比較して、VPN接続だから通信量が増加するというわけではなく、数パーセントの上乗せに過ぎないのです

VPN通信に必要なインターネット通信量

通常のインターネット接続とほぼ同じ

ファイルダウンロードに必要なインターネット通信量

ファイルダウンロードに必要なインターネット通信量

インターネット接続でリモートワークをこなしていると、じつにさまざまな資料やアプリをダウンロードすることになります

基本的にはダウンロードするデータ量がそこでかかるのですが、ダウンロード時に転送制御情報をやりとりしたり、データロスが発生したりするので、ダウンロードデータの10%~20%は通信量がかかると見込んでおきましょう

ダウンロードに必要なインターネット通信量

ダウンロードするファイルサイズの10%~20%増

動画閲覧に必要なインターネット通信量

動画閲覧に必要なインターネット通信量

最近は会社やサービス案内をYouTube動画にして公開している企業も増え、仕事としてYouTube動画を閲覧することも増えています

効率を上げるためにBGMとして流したり、休憩中に気分転換に動画を見たりする方も多いようです

YouTube動画の画質5分の通信量1時間の通信量
240p14MB168MB
480p51MB612MB
1080p(フルHD)171MB2GB
YouTube動画閲覧に必要なインターネット通信量

480pサイズ動画5分51MB
1日2時間×612MB=1.2GB
1か月25日×1.2GB=30GB

ブラウザ閲覧に必要なインターネット通信量

ブラウザ閲覧に必要なインターネット通信量

インターネットサイトを見るためのブラウザ閲覧は、リモートワークには不可欠です

みなさんもChromeやFireFoxまたEdgeなど使っていることでしょう

ブラウザ閲覧で使うインターネット通信量はたいしたことなく、1ページ300KB程度ですので、一日中ブラウザ表示しまくってもたいした通信量にはならず、気にする必要もないでしょう

YouTubeブラウザ閲覧に必要なインターネット通信量

ウェブサイト1ページ300KB
1日100ページ×300KB=30MB
1か月25日×30MB=750MB

リモートワーク環境に必要なインターネット通信量のまとめ

リモートワーク環境に必要なインターネット通信量のまとめ

要素別に検討してきたリモートワーク環境に必要なインターネット通信量をまとめると下記のようになります

要素1日の通信量30日の通信量
Web会議3GB75GB
グループウェア
バーチャルオフィスツール45MB1.2GB
メール送受信20MB500MB
クラウドPBX電話120MB3GB
VPN通信
ファイルダウンロード
動画閲覧1.2GB30GB
ブラウザ閲覧30MB750MB
3.35GB100.45GB

しかし実際にかかっている通信量は、使うサービスと頻度、時間、扱うデータ量で大きく変化します

「ウノッチ@コロただリモートワーカー」でもリモートワークをしていますが、一日中ブラウザ閲覧やウェブサイト制作をし、時々ZoomでWeb会議をし、動画閲覧もたまにするという環境で、1か月10GB以下という感じです

1日で使った実際のインターネット通信量

「ウノッチ@コロただリモートワーカー」一日の通信量

1か月で使ったインターネット通信量

「ウノッチ@コロただリモートワーカー」一か月の通信量

上記データはSoftPerfect NetWorxを使用

ウノッチ@タダころリモートワーカーのオススメ快適ネット回線2選

ウノッチ@タダころリモートワーカーが自信をもってオススメできる、リモートワークに必要なスペックを十分満たし、価格が非常にリーズナブルな光回線を2つご紹介します

So-net 光 (auひかり) ホーム ずっとギガ得プラン

1Gbps回線最安値はSo-net 光 (auひかり) ホーム ずっとギガ得プランです

現在、「ウノッチ@タダころリモートワーカー」もこの回線を使って自宅からリモートワークしてますが、ノートPC2台、タブレット2台、スマホ2台つなげて快適に仕事できてます!

もっと詳しく確認するには公式サイトで→【So-net 光 (auひかり)】

NURO光

光1Gbpsが当たり前だった時代に、ほかの企業に先駆けて2Gbpsを導入し仰天させたのが、ソニーコミュニケーションズの「NURO光」でした

NURO光のいちばんのデメリットはまだ対応エリアがまだ狭いことで、光1Gbps回線のようには行き渡っていないのです

あなたのご自宅がNURO光のエリア内ならば、ぜひともオススメしたいです!

もっと詳しく確認するには公式サイトで→NURO光 2Gbps 公式サイト >

リモートワーク環境に必要なインターネット通信量はケース別で考えよう

実際に必要なインターネット通信量は、ケース別で検討するのが最善です

以下の記事では

・フルタイム・Web会議多め
・フルタイム・電話オペレーター
・フルタイム・一般事務

というケース別で検討しています

スグにインターネットを契約したいと焦っている方に、以下の記事でオススメのインターネット回線16選を紹介しています

このサイトの管理人について―

2009年からリモートワークでWeb制作、Webライター、イラストなど継続中の「ウノッチ@タダころリモートワーカー」がまとめています

リモートワークをいかに乗り切るか、いかに楽しむか。。。 たとえ仕方なく始めた #リモートワーク でも、タダでは転ばない「タダころ精神」で、ステップアップにつなげよう! とTwitterもやってます
https://twitter.com/@3chome_taro

 

 

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